第一回 ワークライフバランス・カフェ 「共働き夫婦のあり方」のまとめ その3 家事育児分担編

第一回ワークライフバランス・カフェ「共働きの夫婦のあり方」(5/29実施)のサマリーを、3回に分けて報告しています。

3つのサブテーマに分けて語り合っていただいたうちの、「家事育児分担」に関するものを以下に選んでまとめました。

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3.家事育児分担

<夫へ期待しないのは何故?>
・私の周囲の園ママ達は旦那さんにあまり育児面での協力を期待しない人が多い。諦めてる。
・旦那には家事育児をやろうという気持ちがそもそもあまりない。言われなければやらない
・旦那は帰りが遅く、育児家事は頼めない。もしくは、言ってもやってくれない。
・時短だから早く帰って家事もやるとなってしまう。例えば週2と週3でそれぞれシフト(育児家事メイン、仕事メイン)。理想は二人とも定時で仕事の成果をあげて帰れて家族団欒。
・夫婦間のコミュニケーションの問題だと感じた。
・価値観の違いもある。話し合いでは解消できない身に染み付いた価値観も存在。
・夫「いわれた家事はやっている」妻「言わなきゃやらない」って溝がありそう。


<助かってます>
・ウチはだんなが料理を、舅がゴミ捨てや自治会仕事の担当なので、家事についてはすごい楽してます。夫が県外転勤したらかなりしんどくなる
・ありがたいことに、ダンナちゃんは「子どものために疲れてちゃダメ」という考えなので、出産後はキッチン周り以外はほとんどの家事をやってくれるようになりました。料理は私のストレス解消でもあるので、私がやっています。

<子供も戦力!>
・お手伝いが子供にとって誇らしい響きであるうちに仕込もう!
・うちも子供達が相当頑張ってくれている。
・子どもは戦力になりますね。私は遅くまで仕事をすることが多かったので、子どもの方が家事をたくさん手伝っていました。
・4歳、やってま〜す。大丈夫!タオルやパジャマを子供がたたむコーナーがあるから!!


<ありがとうが大事>
・最近、分担が標準化されました。その他は私とダンナで余力があるほうがやる感じ。きちんとした分担はしないけれど、家事が終わった時点で必ず「ありがとう」っていう事にはしている。
・今のところ,得意な家事をそれぞれが担当し,苦手な家事は一緒にやるということになっている。家事報酬として「感謝」を表すというのがルール。
・気がついたらありがとうは必須!
・うちもその一言があればな〜。「私がやって当たり前」的な態度なので非常に腹が立つ。
・家事も仕事と同様、チーム(家族)のメンバー(夫)から頑張りを認めてもらえないとモチベーションも下がります。
・例え当たり前のことでもありがとうと言いあえる関係になりたいです。
・私は子供が2歳〜4歳の2年間働きながら社会人大学院に通っていたので家事の殆どを夫が。仮に不手際があっても決して文句を言わず感謝だけする
・ありがとうがあるだけで救われる人、たくさんいると思う。
・気付いた方がやる。大変なら『悪いけど』『時間があったら』を前置きに助けを求め、結びに『ありがとう』。誰かがやれば家族みんなが気持ち良くなるんだから損得はいいかと。夫とか妻の前に人ですから、人として気分良く動いてもらえるようにするのが吉。

<ありがとう以外の工夫>
・以前は、ちらちらと視線を投げ掛けて手伝って欲しい旨を伝えようとし,伝わらなくて怒ったことがある。今ははっきり言う。「これ手伝って」。男性はその方が動きやすいのだそうだ。
・週2と週3でそれぞれシフト(育児家事メイン、仕事メイン)。やはり双方の満足度が非常に高い。
・旦那は頼まれたらする質なので、パートナーの個性を把握するのも大事だと学んだ。
・呼称(お母さん、ママ)から変える。
・朝=夫、夜=私。平日休み=夫、休日休み=私。パターンはそれぞれ。
・不規則勤務の夫なんで彼が休みの日は「ALLよろしく」してる。
・家事は人によってやり方がさまざまなので、夫の分担分については出来る限り文句言わないようにしている。
・妻は家事を抱え込まず、タスクの見える化が必要。
・日曜の夜にそれぞれのスケジュール見てどちらが何曜日を担当するかを決定。忙しい時期に突入したら忙しくない方ががんばってたくさん負担。両方とも忙しいときは保育園を延長(でも最大8時までにするルール)。
・褒め殺し、泣き落し、上手く事を運ぶためにはなんでもやる。
・夫も子供も参加できる環境作りが必須。


<価値観・意識について>
・表面的な分担以前に『親としての自覚』必要
・家事育児に対して、どれだけ当事者意識が持てるかが大切!
・「男は忙しいから家事できない??調査結果2003」家事・育児共有度の高い男性は少数派ですが、彼らは何らかの理由でイヤイヤながらやらされているのではなく、現在の家事・育児共有を肯定的にとらえています。 http://j.mp/cVgoTV


<夫の分担と妻の収入の関係>
・男性が家事・育児をするかに最も影響を与えているのは『妻が常勤で働き応分の収入を得ているか』
・妻の収入を自分の家事育児で得られると思ったら安いもの。昇級で得るのは無理。
・収入を基準で考えるのは、本来のイクメンの姿ではないと思う。一つの理由としてはあるが。
・「本来のイクメン」という理想像はあるにしても、収入を基準で考えなければ生活がバランスを崩す。たとえば、世帯収入が1/3になってもいいから旦那に育児やってもらいたいと思う人がどれだけいるのだろう。


<共感が多かったツイート3>
☆それでも子どもと一緒にいる姿を近所の人が見たり、保育園のママ友さんの飲み会にも参加したりで、なぜか「いい旦那さんね〜♪」と周りの評価は高い。なぜ父親としてふつーのことをやってるのに評価がいいのかそこが違和感。
なぜ父親としてふつーのことをやってるのに保育園ママさんたちの評価が高いのか?

☆ご主人、妻にママを求めちゃってる感じがする…

☆会社の全員が定時で帰れるようにならなくては、本当のワークライフ・バランスは実現できないのかもしれませんね。

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印象的だったのは、「ありがとう」に関するツイートが多かったことです。
夫婦が全く均等に家事や育児を分担することは難しく、時によってどちらかの負担が重かったり、常に片方の負担が重かったりするのは仕方ないこと。
そこから不満が生じることがあっても、「ありがとう」の気持ちと言葉があれば、少しでも気持ちが和らぐ、ということを、みなさん気づいているのですね。

最後に、みなさんがツイートでおすすめしていた本を紹介します。

働く母さん お助けバイブル―今すぐラクになる!子育て 仕事 家事 心のピンチ乗り切りアドバイス

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