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【用語】雇用劣化

WLB_cafeでは「迷走する両立支援」イベントのブックレット作成を企画しています。イベントの中で出てきた分かりにくい言葉や、解説の必要そうな言葉については、用語の説明を付けようと考えています。この用語説明は @papyu さんにより作成いただきました。(おかげさまで用語説明のメンバーも増え、すべて予約が埋まりました!!おかげさまで、あとちょっとでコンプリート!感謝!新たなメンバーを迎えて、ブックレット公開実現に向けて追い込み掛けています!)

雇用劣化

■用語の定義
・雇用
(1)仕事をさせる目的で、有償で、人を雇うこと。
(2)民法上、当事者の一方が相手方に対して労務に服することを約し、相手方がそれに対して報酬を与えることを約す契約。
(3)労働者が事業主の支配を受け、その規律の下に労働を提供し、その対価の支払いを受ける関係にあること。
・劣化
(品質や性能などが)悪くなること

広辞苑より
雇用とは、労働者が事業者に労働力を提供し、事業者がそれに見合う対価を支払うことである。劣化ということは、「悪くなること」なので、雇用劣化とは、労働者と事業者の「労働力=対価」の対等な関係が悪化すること。また、対等な関係が悪くなることで、労働の質も悪化すること。


■背景(法令等)
1999年 派遣労働対象業務の原則自由化
2004年 製造業派遣解禁


■課題
非正規雇用の解雇(派遣切り)
 - セーフティネットが不十分なため、労災がおらず、経済的・心身共に不安定になる →消費に影響
・正社員の減少・労働環境の悪化
 - 正社員が減ることによる、正社員の仕事量の増加、
 - 早期退職を責められたり、パワハラで退職に追い込まれることもある
 - 世帯収入減 →消費に影響
・サービスの低下
- 流動的な雇用配置になるため、現場対応能力が高い社員が減り、サービスの質が低下する場合がある


■関連する見方がある課題
景気対策国際競争力のため、企業は雇用に対する施策を行ってきたといわれているが、
中長期的に見るとわが国の国際競争力は低下している。
労働者を解雇することで、短期的に業績維持・回復を行う企業が多く、
本当の意味で企業の国際競争力の強化や人材育成が疎かになっているとも言われている。
<参考文献・URL>
ルポ 雇用劣化不況 (岩波新書)竹信 三恵子
労働調査会
http://www.chosakai.co.jp/alacarte/a11-02.html

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